streetstylenews1019’s blog

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Miu Miu SS25は現代生活の平凡さを問い直す。

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ミュウミュウの SS25 ショーでは、パリのイエナ宮殿が、アーティストのゴシュカ・マクガによる「塩は砂糖のように見える」インスタレーションのための仮設新聞印刷機に変身しました。このショーの関連作品について、ミュウミュウは「アーティストは、真実とその表現の概念を解読するための要素の集合体を提示しています」と述べています。

 

インスタレーションの中央では、「真実のない時代」と題された大量の新聞が機械式コンベアを通り、ウィレム・デフォーヒラリー・スワンクなどのスターを起用したモデルたちが、明らかに控えめな装いで通路を歩いていた。ミュウミュウがオフィスウェアに日常的なスタイルやレトロな要素を織り交ぜたおなじみのアレンジを披露するなか、この作品は、混乱を極める現代の現実の中で、社会が受け入れている規範について観客に考えさせるものだった。

 

最初のルックは、コレクション全体を通して、レイヤードに対する無計画なアプローチを示していた。繊細なスカラップトリムが子供時代の無邪気さを思い出させる白い膝丈のドレスは、徐々に解体され、ゆったりとしたウィンドブレーカー、ドローストリングのパーカー、クォータージップのプルオーバーと対比された。コレクション全体で目立っていたのは、ミュウミュウのワードマークが誇らしげに描かれ、セーターの袖のように胴体に巻き付けられたチューブスタイルのトップスだった。

 

ショーの途中では、1970 年代の壁紙に見られるような模様のトレンチ コートが、誇張されたアビエイター スタイルの色合いで着用されるなど、過去の面影が目立ち始めた。その他のアクセサリーには、重なり合うメタル ベルトやゆったりとしたレザー ハンドバッグなどがある。エナメル レザーのポインテッド ヒールやローファーに加え、鮮やかな色合いのビーチサンダルやスライドサンダルが、このコレクションのフットウェアの主流となった。

 

スパンコールのドレスや花のアップリケが付いたスカートは、プラダの世界におけるミウッチャのより派手なデザインを彷彿とさせるが、それでも控えめで意図的に簡素な感じがする。同様に、コレクションのほとんどがニュートラルなカラーパレットには、鮮やかなバイオレット、原色の赤、ベビーピンク、スカイブルーがアクセントとして使われている。装飾と色に対する控えめなアプローチは、日常の平凡さを伝えるこのラインに最終的に適していた。